安倍さんの感想で思い出したもの
5年後のシーンでミン,ティムール,リューが出てきて民衆の様子を見ているところ。
いつも明るい笑顔なんですが,昨日はほんとに楽しそうで,白い歯が見えるぐらいでした。
私が見たなかでは一番の笑顔で,嘆きの表情を見てからだったんで余計にそう感じたのかも。
そこでカラフ様が帰ってきたの声で,主人を見つめる侍女の表情であったり慕う人を見るめる表情であったり!
最後まで気持ちが入ってました。
それとティムールと一緒に立ち回るシーン。
敵が斬りかかってくるのを肩をたたいて教えているんですが,昨日は気合が違ったのか,よくわかりましたね。
そのタイミングが良いからティムールが先に動くこともなく,敵もきっかけどおり動けるので自然な立ち回りになってるんでしょうね。
あれこそ,ちょっとタイミングがずれたら・・・ですから。


これは昨日も書いたんですが,ティムールが死んでしまった時,絶叫で終わるのが慟哭になったと。
一言の絶叫ではなく,名前を呼んだり絶望の溜息をついたり・・の慟哭。
これは宮本さんの演出ではないのでは?
今まで観た中でずっと絶叫だったんで,これは安倍さんの工夫かと。
そうだったらほんまに引き出しが増えましたね!


それと2部の歌。
この歌も表情がめちゃめちゃ良かった。
特にカラフ様と物売りの会話が入った後の歌が絶品でした!
ここでの拍手が難しい!
大拍手したかったんですが。
千秋楽は流れでできたらええのですが・・


御園座に来て,将軍に斬られてからのリューさん。
特に綺麗ですね。
力をすっと抜いて膝から崩れて,カラフ様に体を預けるところや階段に横たわるところ。
何度観ても綺麗やな〜って。
これも引き出しに入ったみたいですね。
まだ,千秋楽前ですが,ぜひ再演を!
こんなに練り上げられた舞台を このまま終わらせるのがもったいない。
できたらこれをすぐに東京に戻って公演をして欲しい。
オリジナルのセットで 初日との違いをたくさんの人に観てほしいです。
東京戻ってからDVD撮影して欲しかったな〜
ACTシアターさん 来年ぐらいにぜひ再演お願いします!