新歌舞伎座、「狐笛」は5回目の観劇でした。
今日は平日の夜の部ですから、客席は年配の男性客もみられました。
1回はほぼ満席?
花道横の席に空席があるのを見ましたが・・
2階は5割3階は4割ぐらいの入りやったかな?
1部で失礼するんで、3階席やったんですが。


幕が開いて、小夜さんの懐に野火が入るはずが・・届かず。
傷が深かったんでしょう・・小夜さんが、さっと近づいて芝居は続きました。
あ、その前の野火が犬達に追われてるところ、小夜さんの表情が良かったです。
今までは、ちょっと傍観気味やったんですが、今日はめっちゃ心配そうで。
で、小夜さんがセンターのせりで下がっていくところで拍手したんですが、音響のボリュームが凄くて、聞こえたかな?
ここは、すっぽんからせり上がる野火さんと拍手が交差すると格好がエエと思うんですが。


で、さっきも書いたんですが、最初に野火に助けられるシーン。
野火さんが近づきすぎたのか、なんか安倍さんが早めに顔をあげたのか、ちょっと?なんですが、最後は袖で顔を隠して倒れました。
前回は、小夜さんが助けられたことに気づいて視線をあげるのと、野火が小夜さんの顔を心配そうに見るタイミングが最高でしたから。
ホンマに美しいシーンでした!!
元に戻って、今日の舞台です。
木縄坊と野火の幕前のシーン。
ちょっと立ち位置が変わってた?
野火さんの「誰に話してるんだ」って突込みがスルー。
台詞を忘れたのか、これまでのがアドリブやったんか?
全体に野火さんの台詞は、あっさり系でした。
木縄坊さんはちょっと濃い目で。
小夜さんのラスト前の見せ場、ここも前回の方が気持ちが入っていけました。
安倍さんは前回より、気持ちは入ってましたね。
台詞を強くゆうだけではなく、春望に「お父様」ってゆうところ。
個人的には、ここの台詞がちょっと唐突すぎるように思ってたんですが、今日のゆいかたなら納得。
やのに、安倍さん以外の人の台詞が聞き取り辛くて、集中できんかった。
で、で、久那様。
眉が凄いです。
ラスト前のメイクで、額の真ん中には何が書いてあるんやろ?
梵字
すっぽんで下りてゆくところ、動きはりますね!
この調子で、観るたびに変わるんやろか。
ラストシーン。
野火に子供を渡す時、小夜さんと野火がめっちゃ幸せそうに顔を見合わせて!
今日はここの表情が1番でした。
一番最後、小夜さんが大朗さんと木縄坊に頭をさげ、野火が子供に「高い高い」をしてやるところで、今までは小夜さんが子供を見ながら手をたたいていたのを、笑顔で見ているようになってました。
個人的には、こっちの方が好きですね。
今日は早めに幕が下りてきて綺麗でした。
今まで1時間半やったのが、2分早くなりました。
当初は1時間25分の話の予定みたいなんで、進行もスムーズになってきたんかな?


ちなみに久那様のブログで、観劇する前にチェックしておいたほうがエエ点が書かれてます。
分かりやすく書かれてるんで、まだ、観劇していない方は、早めにチェックされた方がエエですね。