北村有起哉さんのブログが更新されてました。
珍しく?長いので 役作りのところだけを


初めての道化役も楽しかった。狂言回し、ストーリーテーラーとかも呼ばれてましたが。
道化というとドジしたり愛嬌振りまいたり。見ている者は上から目線になり、馬鹿にしたり安心したり。
ずるがしこくて、煮ても焼いても喰えぬもの。

でね、台本上ではわりとそんな具合なんですがね。それだけじゃねぇ・・・つまんないよねぇ。そんな一面しかない人物はねぇ・・・。俺飽きっぽいし。僕もつまんなーい。
世間の隙間スイスイのしたたかさ。人を見抜く直感。ぞっとするほどのシニカルさ。今の自国を憂う不安感。これからを見極める冷静な判断力・・・などなど。
こういったものを、セリフのスキマに入れ込んでいきました。でもまぁ、お客さんにどれだけ伝えられたのかは置いときまして。とてもとても楽しい作業なのです。
特に身体表現ですかね。劇場は大きいし、舞台セットや衣装が派手で鮮やかだったんで。それらに負けて溶けないように、肉体を。肉体は具体的だから。
誰かといるときの道化、誰もいないときの道化。それら含めてお客さんに見られている道化。
初日があけてもたくさんの発見がありました。いつも千秋楽頃に「あ〜ぁ、こういうことだったのか。初日からやり直したいなぁ。」なんておもいますが、さすがに今回は3月下旬には戻りたくありません。


さすがに良い役者さんの役作りは凄いですね!
初日からきっちり練ったお芝居をされてた上に発見が加わる。
これは相手役の絡みの具合からでしょうか?
安倍さんとの絡みもありましたから どんな風に仕上げたのか聞いてみたい。
それと安倍さんはどんな風に役作りをされたのか ほんまに聞いてみたい!!